転居する方必見!敷金をだまし取られないよう気をつけよう
3月を迎えるにあたり、これから転居する方も多いかと思いますが、賃貸物件に住んでいる方は敷金について知っておくことで、損をするのを防げるかもしれません。
敷金とは?
賃貸物件に住んでいる方は、部屋を借りた当初にまとまったお金を仲介業者に支払ったかと思いますが、大抵の場合にそのうちの1つとして敷金が含まれています。
敷金とは、部屋を退去する時の原状回復費用として事前に預けておくお金をいいます。原則として、原状回復に要した費用を差し引いた上で戻ってくることになっていますが、家賃の滞納などがあった場合にはその弁済に充てられます。
なお、2017年6月2日公布の改正民放にて、敷金および原状回復に関するルールの明文化がなされており、借主に責任のない、通常使用による損耗や経年劣化などについては原状回復義務がないとされています。
敷金返還の実態
ところが、退去の際の敷金精算において、とても原状回復費用とは言えないものを計上して返還金額を少なく見積もってくることが大変多いのです。
私の例でも、契約書に「通常使用による損耗や経年劣化によるものを除く」と明記されていたにも関わらず、経年劣化分の補修費用が堂々と計上されていました。
よくあるのが、ハウスクリーニング代として法外な金額を請求されるケースです。ハウスクリーニング代が原状回復費用と呼べるかは微妙なところもあるので今回は触れませんが、ハウスクリーニング代が妥当な金額かはしっかり確認した方が良いです。
賃借人がとるべき対応は?
不動産会社は法律をしっかり理解した上で、賃借人の無知を利用しているわけですので、大抵のケースでは「おかしいんじゃないの?」という意思表示をするだけで敷金の返還に至ることがままあります。私の場合も、すぐに全額返還に変更してきました。
但し、相手が強気に出てきた場合でも対応できるように、どこがおかしいのか根拠をもって説明できるようにしておいた方が良いです。重要なことは、こちらも知識があるんだぞという態度で接することです。
まとめ
- 敷金とは原状回復に要する費用以外は戻ってくるお金です
- 敷金精算の際は、計上されている費用をしっかりと確認しよう
- おかしいと思ったら、泣き寝入りせずに正々堂々と対応しよう
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。ではでは。